相続の最終関門 相続税の税務調査
人が亡くなると相続がおこります。相続には相続税という税金がかかります。相続における最終関門が税務署による税務調査といえます。税務調査は、財産の申告に漏れあるいは不正がないかをチェックするものです。税務調査は通常、申告・納税した年もしくは翌年の秋ごろにおこなわれます。
遺産総額の大きい場合は税務調査の対象になりやすいと考えられます。調査対象となったものは、事前にこまかく調べられたあとに納税者に実際にあってさらに細かく調べられます。そこで不審な点や不明な点が発見された場合には銀行などに確認をとって問題点を解明していきます。特にに預貯金や株式などの有価証券については、つい申告し忘れることがありますので、家族一人ひとりの名義の預貯金や有価証券を過去五年にさかのぼって調べることとされています。
相続税の申告漏れがないよう専門家にご相談を
相続税の申告については、間違いのないように専門家に協力してもらうほうが安心です。どこまでが被相続人の財産でどこまでが自分個人の財産なのか判断できないことも多いからです。わからない場合や不安な点がある場合には専門家である弁護士に相談しましょう。