公正証書遺言は相続トラブルを防ぐために有用
公正証書遺言とは、遺言の一種で、公正証書によってされた遺言のことをいいます。内容を公証人が確認しているので、ある程度確実であるといえます。
遺言のトラブルを未然に防ぐために有効であるといえるでしょう。
公正証書遺言の費用は手数料+日当+旅費
では、そのように有用な公正証書遺言ですが、おいくらくらいの費用がかかるのでしょうか。
まず、公正証書作成の費用(厳密には、公正証書作成の手数料といいます)は、公証人手数料令により、法律行為の目的価格に従って、次のように定められています。なお、遺言の場合は、相続人、受遺者毎に価額を算定して合算します。
不動産については、固定資産評価額を基準に評価されます。そして相続、遺贈額の合計が1億円に満たないときは、11,000円が加算されます。
また、公証人が病院等に出張して公正証書を作成する場合は、目的価額による手数料が50%増しになることに加え、日当、旅費を負担しなければなりません。