<調停・審判>遺産分割協議がこじれたときの対処法 相続をスムーズに終わらせる

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遺産分割協議がうまくいかなかった事例

川口市のある相談をもとにした例をご紹介しましょう。川口市にお住まいのAさんが、親の土地・建物(川口市)を相続することになり、共同相続人であるBさん(弟)と遺産分割の話し合いをすることになった、という例です。遺産相続は基本的に遺言があれば遺言により、遺言がなければ法定相続分によるか、相続人同士の遺産分割協議によります。

今回は遺産分割協議をすることになったのですが、なかなかまとまりませんでした。お互いに意見が全く相いれず、かなり険悪なムードになっていたため、川口市から当事務所に相談をされに来たのです。

遺産分割協議・調停・審判の順に手続が進む

このように、遺産分割協議がこじれてしまった場合は、裁判所に調停を申し立てることを考えましょう。そして、もし調停でもダメなら、審判の手続きに移行することになります。

Aさんも調停や審判といったものは話が大きくなると考えて少し尻込みされていらっしゃいましたが、裁判所で調停という形でしっかり話しあう方が、感情的になることが少ないため、すっきりと解決できることがよくあります。実際、この川口市の件も裁判所に調停を申し立てて、調停の段階で折り合いをつけることができました。

修復不可能な関係になってしまう前に、弁護士などの専門家に相談することが大切です。

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この記事を書いた人

平間法律事務所

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