建物を所有する目的で土地を借りていると、借地権という権利があります。この借地権、数千万円、ときには数億円になることもあります。このように、借地権はそれ自体でも価値が高いものです。
しかし、借地権を普通に売却するよりも高額で売却できる場合があります。高額で売却する方法の一つが、底地とセットで売却するという方法です。
底地とは借地権の付いた土地
誰にも貸していない土地があるとします。これを完全な土地と呼ぶことにしましょう。
この完全な土地を貸したとします。そうすると、借りた人が借地権を手に入れます。そして、完全な土地は借地権の価値の分だけ値下がりしてしまいます。この値下がりしてしまった土地を底地と呼ぶのです。
つまり、
完全な土地=借地+底地
ということです。
借地を底地とセットで売却すると高く売れる
買い主は底地だけを買い取ったり、借地だけを買い取ったりしても、土地を完全に自由に使えるようにはなりません。
これに対して、借地を底地とセットで売却するというのは、地主さんと協力して、借地と底地を同じ人に売るということです。このような売却方法であれば、買い主は完全な土地を手に入れることができます。そうすると、完全な土地を買いたいという買い主から好条件を提示してもらえることになるわけです。
借地を底地とセットで売却するには地主との交渉が重要
実際に借地を底地とセットで売却するためには、地主を説得することになります。地主との交渉は是非経験豊富な弁護士にご相談ください。
平間法律事務所では無料の電話法律相談を承っております。お気軽にご利用ください。